さくら並木樹勢回復作業の続き(二日目)
先週に引き続き、三田市ゆりのき台中学校前のサクラ並木の樹勢回復を目指して、つながる竹炭を土に埋める作業をしました。今日は、プラス竹酢液を同時に土に染み込ませています。炭を土に埋め込み木々の勢いを取り戻そう!という作業は1980年代から行われているという事例が出版物にもなっています。(五月書房 野にも山にも炭を撒く〜炭の力で緑の地球に宮下正次(森林の会)著)そこに書かれていることを極々簡単に紹介します。木炭などの炭は、炭になる以前に樹木として成長するときに土から吸い上げたカルシウムやカリウム、鉄分等々のミネラルを持っていること、炭になってからは酸性雨などの影響で土に溶け出したアルミニュームイオンなどの金属を吸着してくれ、カリウムやカルシウムが酸性に強く傾いた土を中和する作用があることで、土の中の植物にとって有益な微生物がすみやすい環境に変えてくれるとのことです。ちょっと難しくなりましたが、実績として、傷んだ松林の回復の事例が紹介されていました。
こちらは桜です。かなり傷んだ状態ですが、幹の下の方からはひこばえが出てきていて、なんとか生きようとしています。竹炭や竹酢液を土に施すことによって、松林のように少しでも回復してくれたらいいなあと思います。今後の様子もこちらでも紹介させてもらいたいと思います。
写真上から、1枚目は三田市シルバーセンターの竹炭班が作っている「竹酢液」こちらに以前撒かせてもらった竹パウダーも提供していただいてます。
4枚目は植えますに炭を埋め込んだ様子。小さな植えますですが、その外周部にほった溝、四隅に開けた穴に炭を埋め込み、その上から竹酢液を染み込ませています。
5枚目は瀕死の状態のサクラにできた実から出てきた芽ばえ。これも大事に見守って、親木が回復しなかった場合に育てていくことも考えています。
炭のパワーでなんとか元気になって〜〜。
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